2013.04.05 Friday
スターと言う人間「シュガーマン 奇跡に愛された男」

ドキュメンタリーはちょっと苦手。
単調なインタヴューが、延々と続くと
眠くなるから。
でも、これだけ、音楽に触れることができると
眠気なんて言ってられないw
アカデミーの声がなかったら、全く知らずに見逃したろう作品。
アメリカでは全く売れなかったミュージシャンが、
何故か南アではビートルズと匹敵するくらいの
大スターだった。。。って、
それだけで、すごい!
実は、アカデミー賞が決まってから、
TV番組で彼の簡単な紹介をした
ドキュメンタリーを見ていた。
映画は、それに肉をつけただけだったが、
やはり、音楽の力は全く違う。
劇場で、次々に流れる歌。
南アの熱狂的なコンサート風景。
ステージで自殺したと言うまことしやかな噂があった
ミュージシャンの歌を生で聞くことができた人々の思い、
しかも、この歌はアパルトヘイトの扇動曲ともいうべきものだ。
なんだか、その光景だけで感動してしまった。
スターの持つカリスマ性とか、そのオーラとか、
それはすべて受けての気持ちで大きく変わるものだ、
自分でも常日頃そう思っているものの
それを改めて認識した作品だった。
テレビのドキュメンタリー(世界まるみえ?)見ました。
とても感動的でした。
中でも、南アフリカで有名になった後も、アカデミー賞受賞後も、シュガーマン本人の生き方が全く変わらないことに一番感動。
アーティストとしての自負もあるでしょう。ましてやアメリカみたいな激しい競争社会。野心もあっただろうし、挫折した時の落胆もきっとかなりのものだったと思います。
にも関わらず、アカデミー賞受賞式の翌日にいつもどおり建築現場に出勤する彼。
悟りとはこういうものかと感じ入りました。
| 東南 | 2013/04/06 8:15 PM |
■東南様
TVのドキュメンタリーは、ほんと良い出来でしたよね。
映画の中で、なかなか出てこないロドリゲスが
初めて画面に登場した時には、
南アの人の100分の1くらいかもしれませんが、
ちょっと感動しました。
ロドリゲスにとって、建築会社の労働も
アカデミー賞も同じ延長線上にあるという
あのスタンスは凡人にはとても真似できません。
映画では3人の娘がそれぞれ語っていましたが
娘たちは普通に父のスーパースターぷりをたたえていました。
それが、しごく普通で、その対比もよかったです。
同じころに上映してたジャーニーの映画も見たかったです。
こっちはDVDですね。
| mariyon | 2013/04/07 11:11 PM |
日本のTVでそんなドキュメンタリーが放送されたんですか!?
全然知りませんでした。不覚〜(TT)
私はドキュメンタリー好きなので(笑)この作品もチェックはしていましたが、正直日本公開はないだろうと思っていました。やはりアカデミー効果は凄いですね。
|
あみ | 2013/04/28 9:08 PM |
■あみさま
TVのドキュメンタリーはとても簡潔で分かりやすかったですが
やはり音楽が違います。
いい映画でした。
ただ、TVのほうは、映画が作られた後の話も少しだけやってて
アカデミー賞の授賞式の日も普通に仕事をしていたという
ぶれない彼のスタイルにしびれました。
| mariyon | 2013/04/29 10:31 PM |
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