茅kaya日記

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恐ろしさはホラーより上「ブラックスワン」

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ただ一言、恐ろしかった。
ナタリー・ポートマン…凄すぎ。
映画の間中の緊張感が、目いっぱい気持ちをささくれ立たせて
どきどき感がおさまらない。絶対、もう1回は観たくない。

ちょこっとネタばれ

ひっかき傷程度で、大量の血が流れるわけでも
人がめったやったらと殺されるわけでもない。
ましてや、とんでもない悪人がいて、
清純な白鳥のようなヒロインをレイプするような映画でもない。

ただ、小さなひっかき傷が、ここまで恐ろしいなんて!

1人のダンサーの精神の葛藤が、あまりにもリアルで
観客を彼女の内面にまで連れ込んでしまう、
ヒロインの恐怖がそのまま伝わってくる。

たとえば、ポールペンとか、カッターナイフ。
どこにでもある文房具でも、突然、これで自分が刺されたらと考えたら
それは凶器以外の何物でもない。
(先端恐怖症みたいな心理)

ダンサーが単純にトゥシューズを履く、
母親が娘の爪を切ってやる、
たった一口ケーキを食べるだけ、
そんなシーンが妙な狂気をはらんでいて、観る者に緊張感を強いるのだ。

何が、その人間にとって幸せかなんてことは
本人でなければわからないし、主役に抜擢されることがなくとも、
彼女の病んだ精神は、いずれ坂を転がっていっただろう。

母親が懇願したように、確かに彼女は病気だった。

病んだ心にとんでもない形で終止符を打ち、完璧なダンスを披露する。
それは、そのまま彼女の破滅を意味するのだが、
病気療養をして、精神的に病を克服するより、
はるかに彼女にとっては大切なことだった
(もちろん、今の彼女にとって)。

どちらが幸せかなんて、本人しかわからない。

ラスト、舞台の拍手を聞きながら、
彼女の達成感が伝わってきて、知らぬ間に泣けてきた。

このとんでもない役を演じ切った
ナタリーのアカデミーに、心から拍手。
彼女もまた、映画の中でブラックスワンだったかもしれない。

 

 

| 2011年映画 | 15:08 | comments(10) | trackbacks(2)
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| - | 15:08 | - | -
コメント
いやぁー、恐かったですね〜〜〜。
私も真っ先にこの感想ですよ。
特に私は先端&刃物恐怖症の気があるんで、ハンドタオルでなんど目を覆ったことか。(恐がりで涙もろいんで、いつでもハンドタオルを握って映画を見てマス)
この恐怖心が何かって言うと、ニナそのものだったんですね。
壮絶です。

「ザ・ファイター」も無事に観ていたのだけど、どことなく通じるところを感じました。
何気に流行ってある見たいですよね、映画界(笑)
| たいむ | 2011/05/12 6:43 PM |
■たいむさま
怖かったですね〜〜。わたしも、できるだけ目を隠さないようにして、何度も顔を手で覆ってしまいました。
ダンサーの肉体が、もうそれだけで芸術品のような緻密な細工物、ダンスには強くても、それ以外の外的な要因に弱い。そんな気がして、トゥシューズを履くだけでもはらはらしました。ちょっと言い方悪いけど、まさにサラブレッドのような。
ニナの内面が壊れていけばいくほど、観ているほうもどんどんそれに引っ張られていく。だからこんなにも恐怖を感じる。たいむさんの感想の下手なホラーよりも…と言うのに、あっ、おんなじと思いました。

ザ・ファイター無事にご覧になれたんですね。楽しみです。
あとは、阪急電車。。。たいむさんの感想がお聞きしたいですよ〜〜(切望)
| mariyon | 2011/05/12 8:35 PM |
すごい映画だったし、ナタリー・ポートマンに圧倒されたけど、
私ももう一回は見たくないです。
怖すぎて・・
| atsuko | 2011/05/13 9:50 AM |
■atsukoさま
そうですよね〜〜、もう1回は絶対無理(笑)
やっぱ一番怖いのは人間の狂気です。
ウィノナ・ライダーがちょっとわかんなかったです。
ナタリーとは10歳も違うんですね〜。
こういう役をやる年齢になってたことに、ちょっとびっくりでした。
| mariyon | 2011/05/13 5:43 PM |
さまざまな人間の内面を、こんな風に狂気的にみせる監督は大したものですね。
ナタリーはもちろんですが、ジョン・ボイト風な母のケーキ捨て台詞とか
ウィノナの完全に狂ってる顔面串刺し攻撃なんて
通常、こういう映画には無いモノと思ってたのでビックリしましたよ^^;

| ituka | 2011/05/13 10:47 PM |
「おいおい!もっと自信持っていいのに、なんでそんなに自信がないんだ・・」と、肩をポンポンと叩いてやりたくなるのですが、自分で自分を追い込み、ニッチもサッチも行かなくなる・・。
そんな感じですかね。
でもね、バレエリーナって、究極の練習を幼いころから積んで、徹底的に自分を鍛え抜いて、常人には到底想像もつかないような修練を積んできていると思うんですよ。
そこには当然強靭な精神もくっついてくる。
一流のバレエ団のプリマドンナになろうとしているような人が、そんな弱い精神じゃ、まずないだろなあ・・とも感じたのでした。
あたしの隣の席の方のお嬢様がバレエやってて、この辺じゃって言っても、山形の片田舎ですが、一二を誇るダンサー。
やはり話聞いてると、半端ない。と同時に、ものすごい自信も共存している。
踊りってのは、半分以上、精神力なのかなあって。
自分の積み重ねてきたものが精神力になるんでしょうけどね。
| sakurai | 2011/05/14 2:10 PM |
■itukaさま
怖かったです〜〜\(゜ロ\)(/ロ゜)/
たしかに、母親やウィノナの行動とかまともじゃなかったですよね。クラシックバレエ映画に出てくるシーンとはほど遠い。でも、それほど内面はどろどろしてるのかも・・・。
そして、どこまでが、彼女の妄想か、最後までわからないと言うのも、見せ方としては面白かったです。

| mariyon | 2011/05/14 3:46 PM |
■sakuraiさま
sakuraiさんのお友達のお子さん!!すごい!!
それほどじゃないんですが、知人にもダンサーがいて、ダンサーって自分をいじめて生活しているんですよね。たいていの痛みなんて何とも思わないくらいに。
これを観た次の日、ダンシングチャップリンを観てきました。本物の方たちの精神力と強靭な肉体はあのちょっとした舞台裏からも伝わってきました。
そこまで肉体を追い詰めるんだから、おっしゃるように、精神力はとんでもなく強くなければやっていけない。
こんなもろい精神力ではすぐにつぶれてしまう。
母親のいい子でしかない、人形のような育てられ方。
精神の強さも才能だと思うんですが、自分にそれがないとわかって挫折していくより、半分狂った最後でも、完全と思えるほうが幸せだったんじゃないのかって、思えるラストが良かったです。
| mariyon | 2011/05/14 4:15 PM |
ご無沙汰です。ラテンでお世話になってます。
こちらのブログを見て、既に観た友人にも宿題?!を出され、1年に一度しか行かない映画に選んじゃいました(>_<)

全く想像と違ったストーリで今まで体感した事のない恐怖感
。最後は頭の整理がつかなくなってました。ナタリーの体型と最後の舞台のバレエには圧倒、すばらしかったです。
| よこきよ | 2011/05/23 2:06 PM |
■よこきよさま
お久しぶりです〜〜コメントありがとうございます。
ラテン、最近ぜんぜんやってないので、今週は行きたいです。

1年に1度の映画に「ブラックスワン」
なんだか、とっても素敵(笑)
でも、華麗なダンス物語ってイメージでなくて
かなり、恐ろしい作品でしたよね。

踊るって、もう、命を懸けて…というより、命をけづってのめり込んでる、あの、姿には畏怖の念さえ覚えました。
最後の踊り、ほんとうに圧巻。
あれを観るだけでも、1年に1度の価値あり??

でも、1度なんて言わないで、もっともっと観てくださいませ非〜〜。
| mariyon | 2011/05/23 6:19 PM |
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「ブラック・スワン」みた。
ナタリー・ポートマンに拍手喝さい!バレエの事は良く分からないので、ナタリーがダンサーとしてどれほどのものかは分からないけれど、本番での”ブラック・スワン”は鳥肌モノだった。もちろん、映画なので映像とし
| たいむのひとりごと | 2011/05/12 6:36 PM |
ブラック・スワン
評価:★★★★【4点】(10) ワタシの持つ女優イメージのままのキャラだった!
| 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜 | 2011/05/15 5:03 PM |
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