2009.06.21 Sunday
壮大な大自然「劔岳 点の記」
CG一切無し、空撮無し、
この言葉を何度も頭の中で反復しなくてはならないほど過酷で、
そして美しい自然の中で撮られた映画でした。 これぞ日本映画!これは決してリメイクはないでしょう。
ただ地図を作るために、
前人未到の頂へ挑戦することになった測量士達の物語。
明治時代、軍の威信をかけてとあれば、厭がおうもなく
その頂を目指すしかない。
映画は、ただただ、測量をするために
山に登ろうとする人々を描いていました。
登山口を求めて、山を歩き回り、
雪に埋もれ、風雨にさらされ、ときには雪崩にもあう。
地図をつくるには、こんなにも正確な数字と
こんなにも多くの人々がかかわっているのか・・・
と、ただただ、感嘆させられます。
圧倒的に迫ってくる大自然の映像には言葉もありません。
この撮影がどんなに大変だったか!
監督のこだわりがどれだけのものだったのか。
それは、映像の力強さがすべて語っているような気がしました。
軍の思惑、山岳会、新聞記者、
様々な人間の思いはあれど、
この登頂を成し遂げた偉業を映像に残すには
CGや空撮でなく、同じように登ること。
役者、スタッフ、みな一つにならないと
これほどのものはできないでしょう。
浅野さんの静かな測量士ぶりが、
とてもとても、心に残りました。
海近に居ながら圧倒的に山派
最近の愛読書は「岳」・・マンガです
人力の山物に期待してました。
でも正直なところ‘う〜〜ん‘て感じです。
映像は素晴らしいです、圧巻です!!
圧倒的な立山連峰の美しさと厳しさが詰まってます。
これだけでも観る価値があるのかも。
ですが、中身がちょっと・・・・
色んな人間模様が描けたはずなのに、
みんな薄っぺらに感じるの。
音楽もうるさ過ぎだし、
延々と続くエンドクレジットの‘仲間たち‘
なんとかして〜〜
もっと素敵な「これぞ日本映画」に成りえたかもしれないのに、
残念です。
珍しく加齢臭&整髪料臭(ごめんなさい!!)漂う劇場にやられたみたいで、
ちょっと厳しくなってしまいましたわ。
| | 2009/06/22 2:42 PM |
mariyonさん、こんにちは。
>圧倒的に迫ってくる大自然の映像には言葉もありません。
まったくそのとおり!
百聞は一見にしかずですしね。
感想も言うことなし、って感じです。もちろん良い意味でw
地図ってどうやって作ったんだろう?って思ってましたが、並大抵のことじゃないって改めて思いました。
「レッドクリフ2」での妹の活躍の貴重さを、今、ちょっと思いだしました(笑)
|
たいむ | 2009/06/22 9:27 PM |
■ さま
いまいちだったんですね??
たしかに淡々としたドラマでしたが
なんか、あの静かな感じが好きでした。
もともと、浅野さんの静かな演技が好きなんで
ちょっと贔屓めですが・・。
ところで、岳漫画…と言うと??
| mariyon | 2009/06/22 11:19 PM |
■たいむさま
ただ劇場に足を運ぶだけで
あれだけの映像が見れることに感謝です。
そして、ほんとうに、地図作りがあれだけ大変とは。。。
単純な測量と考えていたのでぜんぜん違ってました。
レッドクリフの妹??
そうでしたね〜〜、彼女の地図もすごかったです。
そのためにデブになってたし。。(笑)
| mariyon | 2009/06/22 11:22 PM |
すみません〜〜
名前が抜けていました。
岳は山岳救助の物語なんです。
マンガなので滑落者や遭難して半年後の
救助者も見られますが、
実際は目をそむけてしまうに違いないですよね。
そう思うと、映画の滑落場面、
何事もなく‘良かった良かった‘ですまされないと
思うし、山岳会や測量隊のいきなりの登頂場面も
何だかな〜と思って。
地図を作る事の大変さは理解できます。
淡々とした映画も嫌いじゃないです。
この映画は監督のカメラマンとしての資質が
全面に出た映画だと思いました。
どこを視点に映画を観るか、
それぞれの思いがあって楽しいですね。
| wao | 2009/06/23 9:32 AM |
■WAOさま
コメント、たぶん、そうでないかと。。。思いました(笑)
すみません〜〜
「岳」が漫画のタイトルだったんですね!!
岳漫画でくくってあるのかと勘違いしてました。
剱岳の原作を読んでから観ようかどうしよう迷って
結局、映画から見ました。
原作とはちょっと違うようですが、とにかく
この映像を残したかったと言う、監督の気持ちが伝わる映画でした。
| mariyon | 2009/06/24 5:33 PM |
そそそ、監督の気持ち、思い入れ、その労力!!
これはそれを見るとか、感じる映画ですよね。
物語は取ってつけたようなもんで、それOK。
とにかく、これを足で、手で、体ひとつで撮った!!!というのがびんびんと伝わる映画でした。
コートを翻す仲村君見てると、「K−20」を思い出してしまいましたが、圧巻は、香川輝之でしたわ。
あの人、ますます凄いですね。圧倒されました。
浅野君の山形弁に笑ってしまいました。
|
sakurai | 2009/06/25 2:54 PM |
■sakuraiさま
そう、香川さんはとにかく一番
大変だったのでは??と思えました。
浅野さんのあのたたずまいが好きなんで
かなり贔屓のひきたおしです。
そうかあ、山形弁はいまいちなんですね。
でも、わかる気がします。
去年のNHKの「だんだん」の出雲弁は
1回見ただけでパスでしたから・・。(-_-;)
| mariyon | 2009/06/25 8:55 PM |
新田次郎さんの原作を読むと、この物語の素晴らしさが一層輝きを増すように思います。劔岳への頂きに向けての準備が、とても丁寧に描かれているからです。映画は美しさだけをチョイスしたような、ダイジェスト版のような気がしました。でもその映像はただただ美しい。溜息です。
映画ですから、それでいいのかもです。
|
keyakiya | 2009/06/26 9:57 PM |
■keyakiyaさま
これは、読んでから観る映画だったかな??と
映画を見ている途中で思いました。
あの映像が圧倒的に迫ってきて、ほんとうに素晴らしかった。ストーリーを知ってるからどうのと言う内容ではなかったです。
ブログの京都の写真綺麗ですね。
最近、京都に行くことが多くて
街歩きに精を出しています。
またお邪魔させていただきます。
| mariyon | 2009/06/27 9:33 AM |
こんんちは、きんどーです。書かせてもらいます。
「剱岳」、がっかりしました。
カメラマンをやってきた方の初監督作品というと、こういう作品
になっちゃうんですねえ。
人間は刺身のツマ、山を見せるための引き立て役、って感じ
でした。
確かに、厳しくも美しい自然の映像には涙がこぼれそうになり
ましたけど。
古き良き日本人、女性像へのノスタルジーがうっとうしく、
かと思うと、明治末期の人がこれ? という場面も混じって
るんです。
劇中、クラシック音楽の超ポピュラーなフレーズが多用されるん
ですが、ここぞというシーンで「感動するところです」と言わん
ばかりに流れて、そのあまりの古めかしさにわたしは頭を抱えて
しまいました。
あれだけ苦労した剱岳登頂なのに、肝心の山頂アタックが、
もういとも
簡単に一度で達成されてしまい、しかもさらっと描いているのは
どうなんでしょう。
ついでに、
この映画の主役、浅野忠信でよかったんでしょうか。
「モンゴル」のときにも感じたことなんですが、
彼のセリフ回しが気になりました。
作品のガラ、役柄にあった話し方ってありますでしょう。
うーん、「鈍獣」からガッカリ2連発だ。
彼、クサい演技ってものを少しやってみたらどうかな。
| きんどー | 2009/06/27 10:09 AM |
■きんどーさま
人間ドラマの部分にダメだしの方けっこういらっしゃいますね。でも、映像がすべてと言う映画ですから、それだけでいいかなって思いました。
特に、事前に撮影の裏話を等をインタヴューで読んだり聞いたりしていた分、よけいに感動したってのもあります。
まあ、これは好みもありますよね。
クラシック音楽は、ダメでしたか??
変に、日本風の音楽などより、あっていた気がしましたが・・。
鈍獣は見てないので何ともなんですが
あれも浅野さんなんですよね。。
ときどきとんでもないのに出てますよね。
「乱歩地獄」とか(爆)
| mariyon | 2009/06/27 11:17 PM |
こんにちは、きんどーです。
mariyonさあん、裏話きいて、ほだされちゃったらダメですよお。
わたしだって、主要キャストの苦労話を結構よみましたけど、
そこは心を鬼にして・・・ って何も鬼にしなくても、ですが(笑)。
音楽は、、、だって〜、G線上のアリアとか使うんですもん。
うひゃー、と思いますよ。
ツィゴイネルワイゼンがなかったから許しましょうか(笑)
CGなしと知ってはいても、下見の初めのころの雲海は
CGに見えちゃうほど素晴らしかったですね。
それと、山登りを案内する村人(2つの村)の心情、気質についての
エピソードは好きでした。
以 上
| きんどー | 2009/06/30 3:38 PM |
■きんどーさま
本来、映画そのものに、作品のメイキングは関係ないです。
それはわかっているんですが、
知っていたほうが、より面白い(または感動する)
ってことも、ありかなぁ〜〜って、思います。
映画って、その時代時代でぜんぜん違う。
もちろん、時代がたっても、よい作品は良いとは思うんですが、その時代だからよけいに、感動したりするってことありますよね。
だから、メイキングもそういう意味合いでもいいのかな??なんて。
まあ、見る側でも、大きく違うこともありますから。
同じ映画でも
昔とは、まったく違うところで感動したり・・・(笑)
だから、映画を観るのが止めれないんですが・・・。
| mariyon | 2009/07/01 5:34 PM |
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| お得な芸能スポーツニュース速報 | 2009/06/22 12:17 PM |
理由は「軍の威信」を守るため。軍上層部からの「何が何でも前人未到の剣岳”初登頂”をものにせよ」との「命令」に、一介の測量手が逆らえる筈もなし。命懸けともいえる剣岳へのアタックに一発勝負で臨ま無ければな
| たいむのひとりごと | 2009/06/22 9:43 PM |