茅kaya日記

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ただのラブストーリではない「愛を読む人」

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予告で大きな勘違い。
歳の離れた二人がそういう関係を避けて
小説を読むことで、その代りにしていたのだと・・・
勝手に思っておりました。

だから、最初ケイトが脱いだのはびっくり。

 ドイツ、15歳の少年と、36歳のケイト。
この21歳も年の離れたカップルのひと夏の体験。
よくある、きれいな年上のおねーさんとの情事ではなく
バスの車掌で、言ってみれば、オールドミス。
         
(↑この言葉最近は使いませんね)

初めてのセックスに夢中になった少年の
不安ながらもちょっと得意そうな笑顔に
少年の幼さを感じます。
自転車旅行の途中、母親に間違われたレストランで
わざとキスしてみせる少年。

母親に間違われても仕方がない
ハンナの後ろ姿は、若干おばさん体系。
ケイトの役作りは感嘆ものでした。

ひと夏限りで姿を消したハンナの決断。
単に少年との関係を清算するとか
そう言うものでなかったのは、
そのあとの展開でわかるのですが、
単に少年と年上の女性との
ラブストーリーでは終わりません。
テーマはドイツでは最も重いホロコースト。
兵士だけでなく、一般市民も参加していたことに
改めて驚きます。

ひと夏を過ごしたハンナの気持ち、少年の気持ち、
8年後に法廷で出逢う二人の決断。
彼女の秘密を知りながら、何も言えない少年。
その決断が、少年の一生を全く違ったものにしてしまう。
二人に共感できるとは言えないけど
理解はできる気がします。特に、少年の気持ちが。

彼らにはこの選択しかなかったのかもしれませんが、。
ただ、少年の母親の立場を思うと、
いたたまれない気持ちになります。

ハンナと言う女性に出逢ってしまったことで
少年は、一生とんでもない重荷を背負い
そして、他の女性(いや自分以外の人間全般に)と
距離を置いたつきあいしかできなくなってしまう。
故郷に帰ることもほとんどなく、
父親の葬儀にも参列しない。

ハンナも自分勝手な人間でしょうが、少年もそうです。

顔にかかった髪の毛をかきあげようとした母親の手を
冷たくさえぎるシーンが印象的でした。
彼はすっかり大人の男になっていたんですね。


レイフ・ファインズは苦悩が似合う役者さんですが
30代から60代までを演じたケイトの演技は素晴らしい。
さすがに晩年は少し若く見えましたが、
無学なおばさんを演じきっていました。
そして、若干16歳で
この役をこなしたデヴィッド・クロスの鮮烈な演技にも。

 

 

| 2009年映画 | 22:21 | comments(6) | trackbacks(0)
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| - | 22:21 | - | -
コメント
mariyonさん、こんにちは。
ハンナもマイケルもちょっと理解しがたい人物なのだけど、映画の作り方の巧さなのか、珍しく共感してしまいゾクゾクしちゃいました。

恥とはなんなのか、ちょっと考えちゃいます。
ハンナにとっては、収監よりも非識者である方が辛い事実だったのですよね。

共感しておきながら言うのもなんだけど、これも原作にはちょっと手が出ない感じです。
| たいむ | 2009/06/21 4:32 PM |
■たいむさま
そう、ハンナは無学だったけど、
だれにも頼らず、一人で生きてきたのだと思います。
そのぶん、プライドも高く、決して人から馬鹿にされないように生きたかったのだろうと・・・。


マイケルに出逢ったハンナはある意味とても幸せだったと思いますが、ハンナに出逢ってしまったマイケルは、不幸だったのか、それとも、幸せだったのでしょうか?
| mariyon | 2009/06/21 5:34 PM |
ハンナはプライドも高く、決して人から馬鹿にされないように生きたかったのでしょうね。無学の"秘密"ゆえに、職業の選択肢があまり無かったのでしょうが、ハンナの過去も暗く陰を落としていたんでしょうね。

>マイケルに出逢ったハンナはある意味とても幸せだったと思いますが、ハンナに出逢ってしまったマイケルは、不幸だったのか、それとも、幸せだったのでしょうか?

うん、私も考えますよ...。どっちだったんだろうか...。
| あん | 2009/06/24 1:38 PM |
■あんさま
ハンナのプライドの高さは、
その秘密ゆえに安易な職業(酒場とかで働くような)を
選ぶような真似をしないことからもうかがえますよね。

マイケルを誘惑した(明らかに誘惑ですよね)のも愛情と言うより、自分のプライドを満足させるためだった気もします。
そのあとで、マイケルのほうがイニシアチブをとって、自転車旅行などを企画する頃には、最初と違う愛情がハンナに芽生えてきていたと思うんです。

この二人の関係を終わらせるのはハンナがマイケルのことを思って、身を引いたんだろうと予想してたので、それが理由でなかったことがわかって、ハンナと言う人間のプライドの高さに驚きました。
| mariyon | 2009/06/24 5:51 PM |
うーん、あたしはマイケルの人生が、ハンナに出会ったことに大きく変わって、ああいった人生を歩むようになった・・と、100%は思えなかった。
大人の男になり、ある時期母と決別し、何かを背負って生きていく・・・。
そして、ハンナと再会したことによって、彼自身の人生に落とし前をつけた・・・いや、贖罪のようなものでしょうかね。
ま、それをレイフ様がやると、またいいんだ、これが!!
じっくり、いろんなことを考えさせられましたが、もっかい見たい。本も読みたくなりました。
| sakurai | 2009/06/25 2:50 PM |
■sakuraiさま
マイケルの人生が一番輝いていたのは学生のときで
あの裁判までなんでしょうね。
でも、裁判以降、彼は弁護士になり、結婚して、
自分なりの人生を歩んでいても
ハンナを忘れることができなかった。
ハンナをと言うより、自分の行為なのかなぁ??

テープを送り続けるシーンに、うるるときました。
レイフ。。ほんと、こういう役がはまりすぎでしょう。

良かったですよね!
| mariyon | 2009/06/25 8:43 PM |
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