茅kaya日記

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今年最高の映画「宮廷画家ゴヤは見た」
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ナタリー・ポートマン扮するイリスの純愛が
心を揺さぶります。
そして、母であるという愛情。

ここまで深く、感銘を受けるドラマだとは
思ってもみなかった。
今年最高の1本です。

ネタばれしてます。
ゴヤと言えば、
あの「着衣のマヤ」「裸のマヤ」くらいの知識しかなく、
映画の冒頭、教会批判ともとれる版画の数々に驚きました。

1780年代、スペインは国王カルロス4世の時代。
ゴヤが描いた肖像画の二人の人物、
富豪の娘イリスとロレンソ神父。
この二人の物語をゴヤの視点からみた映画。


イネスは豚肉を食べなかったという些細な理由で
ロレンソ神父率いる「異端審問所」に囚われの身となります。
理不尽な投獄、尋問、美しいナタリーだけに
それがあまりにも無残で思わず目をそむけたくなります。
そして、娘を救出しようとする親の捨て身な作戦。

そのため神父は失脚、国外逃亡を余儀なくされる。。
月日は巡り、フランス革命、ナポレオンのスペイン振興、
歴史はイネスの幸せを翻弄し、ロレンソの出世欲に微笑み、
そして鉄槌を振り下ろす。
ストーリーは史実とフィクションを混ぜ、
素晴らしくい作りです。
でも、一応フィクションなのであまり書きません。

記憶に残るのはナタリーのあの輝くような美しい肖像画。
投獄されぼろぼろになって、
そして、15年後やっと解放されて
自分の娘を探す哀れな姿との対比。
幽閉のなか、一縷の希望はロレンソだけ、
彼への純愛と、その子供に一目会いたいという
彼女の気持ちに涙が止まりませんでした。

せめてもの慰めは、その娘(ナタリーが二役)。
娼婦に身を落としてはいても、
したたかに人生を謳歌していくさまが
母親のぶんも生きているような「生」を感じました。

ロレンソには、あの、アカデミー俳優
「ノーカントリー」のハビエル。
口先だけの男で国外逃亡させられた神父が、
ナポレオン政権で大臣となってスペインに帰ってくる。
その鼻もちならない役人ぶり、
そして自分の醜い過去を隠そうとするあまり、
イネスだけでなく、その娘にも過酷な運命を過そうとする。
そんな男が、自分の家族をこよなく愛し大事にしている。
娘を抱き上げるしぐさの端々に
そうした心情が現れる、ほんとうに大した役者さんです。

ラスト、処刑されたロレンソの荷車を追うイネス、
それを追う、ゴヤ。
彼女の無垢な愛を受ける資格は全くないロレンソですが
このシーンにはただただ涙が止まりませんでした。

フォアマン監督素晴らしい!!
「アマデウス」とまったく同列です。

最後に、スペイン国王のランディ・クエイド。
お久しぶりでしたが、綺麗なつるんとした王様は
あんまりに彼らしくなくて、そこがランディっぽいかな?なんて
おもいました。
| 2008年映画 | 19:52 | comments(8) | trackbacks(1)
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| - | 19:52 | - | -
コメント
こんばんは。

ミロス・フォアマンは、ほんとうに期待を裏切りませんね。
虚実ないまぜになった映画的祝祭感。
久しぶりに、この幸福感に浸れることができました。

その悠々たる語り口、そしてキャスティングもお見事でした。
| えい | 2008/10/09 8:56 PM |
■えいさま
ほんとに、久々にいいものを見たという気がしました。
内容はとても重かったのですが
映画館を出て、幸せな気分でした。
| mariyon | 2008/10/09 11:38 PM |
見た甲斐ありましたねえ。
ちょっと甘く見てました。これほど迫力のある映画だとは思っても見ず、ガツンとやられましたよ。
そうそう、あのエッジングの方法なんか、興味深く見てました。
ハビエルさんのイヤらしさ!!どうやったら自分をいやらしく見えるかをわかりきってる。鳥肌立つくらいのイヤらしさでしたわ。
で、イネスの無垢な気持ち。年齢的にちょおおっと無理があるかなあとも思いましたが、このナタリーは絶品でしたね。
いいもの見せてもらいました。
ランディ・クエスト!!いい感じでしたね。
あはは、ハンプティ・ダンプティみたい。
 
これの前に「落下の王国」見て、ほぼ今年のナンバー1の当確で、これはナンバー3くらいかな・・。
| sakurai | 2008/10/11 8:45 AM |
■sakuraiさま
コメントありがとうございます〜〜。
ちょっと、旅行に出ておりました。

ほんとうに、何気に観た映画で
ここまでガツンとやあれるとは!!!!
役者陣を見て、予告では、あまりピンとこなかったんですが
アマデウスの監督。。。と言う
フォアマンの名前だけで観にいったんです。

素晴らしかった。
脚本もよく練られていたし、監督のパワーが乗り移ったかのような、勢いが映画の中にありました。
しかし、一番のびっくりは
ナタリーでしたね〜〜。

「落下の王国」ものすご〜〜く、評判いいですよね。
遠出してみようかどうか、悩んでいます。
| mariyon | 2008/10/15 11:18 AM |
はじめまして。
ゴヤの登場ということで、観た映画です。
いつも映画への予備知識をほとんど持たずに観るようにしているので、
観てビックリ!

監督はあのフォアマン。
ロレンソ神父にハビエル
イネス嬢にナタリーとすごいメンバーでした。
おオーという感じ。

予想と違ってゴヤはまったくの脇役でしたが、
この時代の雰囲気を伝えるには十分でした。
ラストがとても哀しく侘びしく、ドスンときました。
| keyakiya | 2008/10/15 7:56 PM |
■keyakiyaさま
コメ・トラバありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。

そうなんです!よ
ゴヤを描いた映画と言う予想は裏切られましたが、
でも、心地よい予想の外れ方でした。

ラスト。。ほんとうに、しばらく
涙が止まらなくて。。
あの、ナタリーの姿が目に焼きついています。

もう1本のコスプレナタリーも期待しちゃいそうです。
| mariyon | 2008/10/15 11:04 PM |
ナタリーの姿に涙が出、最後は複雑な哀しい余韻を味わいました。
ナタリーは、ここまでやってくれて、本当に驚きましたよ。

ハビエル・バルデムは自分の見せ方を熟知していて、濃く嫌らしく演じるのを楽しんでますよね。『ノーカントリー』とこれで、この人には脱帽です。
でも、惚れませんが(笑)

監督とキャスティング、とても良かったですね!
| あん | 2008/11/03 1:39 PM |
■あんさま
ナタリーって言えば、きれいなお嬢様ってイメージで
最初のシーンがいかにもぴったりだったんです。
だから、後半の展開に度肝をぬかれました。

ハビエルさんは、上手すぎるぶん
確かに、濃いですね〜〜。(笑)
でも、他のえいがではきっと、さらりんとした
演技もできそうな・・・気が・・・
(できるのか?)
| mariyon | 2008/11/04 10:19 AM |
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宮廷画家ゴヤは見た HP  http://www.goya-mita.com/ 18世紀スペインの激しく揺れ動いた時代に、ゴヤは生きた。異端審問という徹底した異端排除の論理の中で、ゴヤは辛くも生き抜いた
| Art- Mill  あーとみる | 2008/10/15 7:32 PM |
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