茅kaya日記

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原作ファンには?「ボーン・アルティメイタム」
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ジェイソン・ボーン・・・「暗殺者」
ロバート・ラドラムの原作を読んだのは、はるか昔。
実は、ラドラムの大ファンでした。
テレビドラマの延長のような映画でなく
ホンモノの映画化をどれだけ切望したことか。
マット・デイモンの配役を聞いたときは、
絶対にボーンと違うと思いました。
だって、ボーンは整形された典型的なハンサムのはず。
整った普通の顔ほど印象に残らないからです。
マットはかっこよくても、アメリカの典型的ハンサムとは違う。
映画を観るまでは、そこがいちばんのネックでした。

が、1作目の「ボーン・アイデンティティ」を観たときに、
その疑問も何もかも吹っ飛びました。
だって、原作とはまったく違う。
原作のボーンは、自分が殺し屋かどうか悩み、
殺し屋の自分がマリーを愛する資格がないと
彼女から離れようとする。愛するがゆえに・・・。
が、ふたりは決して離れない。
なぜなら、ボーンは、殺し屋でないから。
彼が暗殺したとされる要人達は、
殺し屋カルロスをおびき出すためのもの。
CIAの傀儡に過ぎなかった自分自身を、
マリーの手助けで発見する、それこそがアイディンティティ。
なのに、映画のボーンは、
ただのCIAが作った殺し屋だったなんて。

原作とおなじなのは、船で救助され、医師に助けられ、
記憶を亡くしたスパイ、ジェイソン・ボーンと言うことだけ。
原作とは似て非なるもの。これを納得するまで、
今回の「アルティメイタム」までかかりました。
まさに最後通牒。

原作から離れてみれば、これは一級のスパイアクション。
マットも、1作目からは比べものにならないほど
かっこよくなって、寡黙なスパイになっていましたし、
息を呑むカーチェイスに、テンポのよい立ち回り。
誕生日のキイワードも楽しめました。

まあ、記憶を探ろうとするボーンの苦悩も、
国を守ろうとして暗殺者にされてしまったくだりも
映画として、難があるわけではないですが、
なぜ、何故に、ボーンを
単なる人殺しにしなければならなかったのか??
奥さんと子供を目の前で殺され、
自分の名前も経歴もすべてを捨て、
CIAの任務につくことになった原作のボーン。
今回のアルティメイタムで、
ボーンはただの殺人者ではなかったと言う
原作のネタが出てくるのかと期待してたりもしたんですが。。。
そのあたりが、やっぱり、原作ファンには物足りない。
不完全燃焼を感じる映画です。

この映画を観て、良かった!!と思ったら
絶対原作読んでください。
ボーンを過去の呪縛から解こうと必死になるマリーに
そして、マリーを救うためにとことん、
自分を投げ出すボーンに感動します。

何故に映画のマリーは死ななければならなかったの?
やっぱり、役者さんの関係でしょうか?
そこも残念至極です。
| 2007年映画 | 16:56 | comments(8) | trackbacks(4)
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| - | 16:56 | - | -
コメント
こんにちは。
随分と違うんですね〜。
で、何故かって?
それはハリウッド映画だからですよぉ(^^)・・ってのはダメ?
確かに、マリーとボーンの絆の描き方はややアッサリしているようには思っていたので、行間に何かがあったのだろうと思っていましたけど・・・。
補完しつつ、映画を見直したら面白いかもしれませんねw
原作、厚いですか?イヤ、厚い本は平気なんですけど、待機中が多くって・・・(^^;
| たいむ | 2007/11/26 7:51 PM |
■たいむさま
すみません〜〜。ボーンシリーズ。。原作ファンでなかったら、かなり楽しめたと思うんですが。。。
「1」のときはハリウッドだよ〜〜って思いましたが、
今回、けっこう面白かったので、
またも原作ネタで悶々としちゃいました。

でも、原作はほんとうに面白いです。
マットをあてはめて読むとたのしいかも。。
原作も3部作ですが、いちばん面白かったのは2番目の「殺戮のオデッセイ」でした。ただ、長いです(^^ゞ
| mariyon | 2007/11/26 8:03 PM |
そうそう、mariyonさんは、ずっと言ってましたもんね。
原作!!原作って。
相変わらず原作を読んでいない私は満足でした。
この冬の課題にいたしますわ。
必ず読みますから。

でも、これでジミーちゃん、いい男になったと思いません?
かなり成長したし、当たり役見っけてアイデンティティ探しも成功したと思いますわ。
| sakurai | 2007/11/26 8:28 PM |
■sakurai さま
わはは、すみません〜〜。ワンパ女です。
大昔、香港に行ったときに原作読んだばかりで
香港の街角でボーンがいそうな気がしたほどのファンでしたから。。ちなみに2作目の舞台は香港でした。

でも、今回けっこう楽しめましたよ〜〜。
ほんと、マット、当たり役です。
やっと納得ですが。。。

>これでジミーちゃん、いい男になった
これ、禁句!!!!ですよね(笑)
わたしは、チームアメリカの
まっとでーもんが忘れられなくて・・・(^^ゞ
| mariyon | 2007/11/26 8:56 PM |
こんばんは!
原作をお読みなんですね〜
以前から気になっていたのですが未読なんです。
記事を読ませて頂いて、俄然読みたくなりました!!

映画のシリーズ3作は、原作と切り離せば面白いのでは?と思います。
ボーンの時のマットはカッコイイですよね〜
頭が切れて、強くて寡黙で・・・
今回は2との繋がりも良かったですね。パメラとの電話シーンでドキドキしました。
| 由香 | 2007/11/26 10:55 PM |
■由香さま
コメントありがとうございます〜〜(多謝多謝)
原作、ぜひぜひ・・お勧めです(笑)。

でも、原作ファンであるがゆえ、普通に映画を観れなかったです。もちろん文句を言いながら、すべて劇場で観ましたが、今回、3を見るために、1,2を見返したら、けっこう面白かったです。いまさらですが。。。
ちゃんと復習してから見たので、2とのつながりもばっちりでした。はい。
| mariyon | 2007/11/26 11:07 PM |
ボーンシリーズ『3』も、より加速して楽しめましたが、原作ファンだと色々言いたいことありますよね〜。

この映画、原作がある事も知りませんでしたよ。
しかも、なかなか面白そうな原作なんですね、ふむふむ。
ボーンが典型的なハンサムなんですね、ふむふむ。

| あん | 2007/11/30 10:20 PM |
■あんさま
原作面白いですよ〜〜。
書かれた時代が時代ですから、
スパイの緊張感がすごいのです。(笑)

でも、マットは、すっかりボーンです。
今回、そう思いました。
アタリですよね。「4」作ってもいいんじゃないかなぁ?
| mariyon | 2007/12/02 9:46 PM |
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