茅kaya日記

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ハリウッドスター渡辺謙!「硫黄島からの手紙」


「父親たちの星条旗」と2本で一つの映画。
勝手にそう思っていましたが、
そう、言うわけでもなかったんですね。
映画としては、「父親たち〜」のほうが
優れていたと思いますが、
アメリカ映画で、これだけ日本を
リアルに描いた作品が作られたことに感激!
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恥ずかしながら、硫黄島のことを、
この映画が話題になるまで知りませんでした。
「父親たちの〜」のあの写真は見た事がありました。
ただ、それが、硫黄島と言う小笠原諸島のひとつで
日本の写真だったとは・・・。


渡辺謙がインタヴューで、
「穴の中はものすごく熱くて、臭いもすごかった。
たった水筒1本の水で、一日中働いていた兵士達は
想像を絶する過酷さだったろう。
その中で、唯一自分に戻れるのは、
手紙を書くときだけだったに違いない」
と言うようなことを語っていました。
その、事実を、日本人が再認識できたことだけでも、
この映画の価値は計り知れません。
「父親たちの〜」だけでは、決して語りえなかった部分です。

戦闘シーンのむごたらしさは、映像から十分伝わってきます。
あの居並ぶ戦艦を前に、自分達の無力さを感じても、
最後まで戦うことしかできなかった日本兵の悲哀も
感じる事ができる作りでした。
が、しかし、二宮クンのように反発して
それを態度や口に出す兵士は日本にいなかったのでは?
仮にあのように思っても、口には出せなかった。
出したら、仲間からも相手にされなくなる。
仲間のためにもできないはず、
彼をかばう仲間も同じく罰を受けるから。
それほど、規律を厳しくするから
はじめて自己犠牲を躊躇なくできるのではと思うのです。
神風特攻隊、人間魚雷、全てそうです。
わたしの父は、結婚前、人間魚雷に志願したそうです。
決してそれは強制ではなかったそうです。
志願者はいるかと聞かれて、兵全員が一歩前にすすみ出て、
「自分がやります」と答えていたそうです。
幸い、父の番のぎりぎり前で終戦となったそうですが。
(おかげでこうして生きていることを感謝します)

中村獅童のような、トランス状態の兵が
ほとんどだったかもしれません。
二の宮クン扮する西郷は
ごく普通の現代の青年の感覚を持っています。
だから、とても気持ちがわかります。
栗林中将より西郷のほうが印象に残ったと言う
テレビの出口調査をやっていました。
でも、この映画は、渡辺謙のイーストウッドの映画です。
渡辺謙は、初めて疑問を感じることのない
ハリウッド映画に出たのではないでしょうか?
| 2006年映画 | 09:20 | comments(13) | trackbacks(8)
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| - | 09:20 | - | -
コメント
こんにちは。私もこの映画を観るまで硫黄島のことを知りませんでした。臭いもひどく暑いところで、よくあんなに広い地下壕を作れたものだと感心してしまいます。戦争映画は今まで何本も作られているのに、邦画でこの題材を取上げていなかったのが残念ですね。
| km_achin | 2006/12/29 12:11 AM |
■km_achinさま
そうなんですよね。ドキュメンタリーでもやっていましたが、あれだけすごい地下壕を、水も食物もわずかな島でよく短期間に作ったものだと感心します。人間のパワーは底知れません。それだけ、戦争の時代に生きた人々が追い詰められていたということでしょうか。
ところで、わたしも、渡辺謙派ですよーー(^o^)/
| kayamariyon | 2006/12/29 9:44 AM |
トラバありがとうございます。今回は自分もこの映画については、いろんな方のブログ拝見しました。
この映画をアメリカの監督が作ったことに感謝すると同時に、なぜ日本人は作れない?というジレンマもあり。
自分は二宮くん演じるあのキャラクターが当時リアルであったかどうかはわかりませんが、今の時代にこの映画を作る際には、とてもリアルだ、と感じています。戦争に疑問を感じることなく、祖国のために、なんていうトランス状態が、全員に浸透している、なんてのも幻想だろ、と自分は思います。でも時代の空気とともに、万歳自爆なんてキチガイ染みた行為へ走らされたこと、その辺の描写がリアルでした。日本映画のゆるい戦争の被害者として「のセンチメンタリズム」とは一線を画した作品だと思います。
| okapon | 2006/12/29 12:25 PM |
■okaponさま
二宮クン演じる西郷のように思う若者は多かったでしょう。ただ、それを口にできる人間が、しかも兵隊ではいなかったのではと思った(想像する)のです。仲間のことを考えたら、とても言えないだろうし(仲間も同罪)飲み込んでしまうのでは?と・・・。そして、自分を追い詰めて駆り立てなければ、生きていけなかったのでは?
ただ、おっしゃるように、映像として戦争を伝えていくのに、現代人の感覚を無視した、単なるお涙頂戴の映画を見るのは、確かにうんざりです。
この映画をアメリカで作りえたことは、大きな意味があると思います。日本でないから作れた。。。ちょっと違いますが「力道山」もそうですよね。あれを見たときに、どうしてこれを日本で作れなかったの?と・・。
| kayamariyon | 2006/12/29 5:16 PM |
さまざまなことを思い起こさせた映画でした。
今まで結構な数の戦争映画を見てきましたが、これほどきちんと自分の居住いを正し、戦争が何たるかを考えさせられたものはありませんでした。イーストウッドのセンスのよさとバランスの素晴らしさ、見るものの意識の再確認を問う・・・。凄い人だなあ、と。
役者の時はそんなに凄い人だとは思ってはいなかったのですが、いやーー、なんなんでしょうね。
ということで映画の中身よりイーストウッド礼賛になってしまいました。
私は戦争中もニノみたいな兵士はいたんじゃないかと思いますよ。その辺の見たくないものや、軍隊内部の亀裂や、描き方が上手い。そして日本人が作れなかったことがちぃと悔しいです。
| sakurai | 2006/12/30 9:43 AM |
はじめまして。TB・コメント有難うございます。

僕の母方の祖父母(祖母の兄弟)は、全員戦争に駆り出され、そのうち祖母の弟は神風特攻隊で、帰らぬ人となってしまいました。
その時の彼の気持ちがどうだったか、もう分かる事はありませんが、少なくとも、自分の命を賭けることで誰かを守れる、何かの役に立つ、そういう気持ちだったんだろうと思います。

でも、この映画は、戦死者をただ単に礼賛するのではなく、戦争の真実を語るだけでもなく、戦争に参加した『人間』そのものを描いているんだと思いました。
「貴方がこの戦争の当事者だったら、何を考え、どう行動するか」。観る人に問い掛ける上で、そして、これからの世界を作り上げる上で、必要条件となる作品なのかもしれません。
| Cyber | 2006/12/30 11:17 AM |
■sakurai さま
自分の思いを言葉になかなかできない作品でした。硫黄島と言う事実が横たわっているからかもしれません。
戦争映画は嫌いです。センチメンタルなものはもちろん、これでもかとむごたらしさを強調するようなものは特に。
この作品はどちらでもありませんでした。
話が違うかもしれませんが、以前、「マイドッグスキップ」を見たときに思いました。同じ戦争をしている国とはとても思えない豊かなアメリカ。この当時の日本では??と・・・自問しました、何度も。
そして、徴兵された兵士たちが明るくトラックに乗る様、それを見送る人達。
栗林中将はこのアメリカを見ていたんだと思うと、日本が勝てるなんて幻想を一変たりとも持たなかった、それでも戦い続けた・・・。
国のため、日本人民を守るため、家族のため。。。それは、彼にとって、当然取るべき道だったのでしょう。
ほんとうに、いろいろ考えさせられる映画でした。
| kayamariyon | 2006/12/30 7:29 PM |
■Cyber さま
はじめまして。
TBコメント本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

「貴方がこの戦争の当事者だったら、何を考え、どう行動するか」。。。この問いに答えることは、わたしは、まずできません。この平和な日本を享受しているからです。
子どもが徴兵されるようなことがなく、曲がりなりにも自分の考えを口にできる。生まれて一度もひもじい思いをしたこともなく、こういう生活が当たり前だと思っている。
だからこそ、戦争を伝える映画(映画に限らず)は必要だと思います。ときどき、こうして、考える事が必要ですよね。

自分の命で誰かを守る。。。そういう局面に、これからの世代が立たないことを心から願います。
| kayamariyon | 2006/12/30 7:40 PM |
2部作 まとめての感想記事を 更新してみました。(^_^)/
分量を抑えるのに、内容の説明等 いっぱ〜い省略してしまいましたが、
一応 とにかく 書けて、一安心!?(^_^;)ゞ
他の記事で 未知のトリビア等 読んでみたい!と 思っております♪
TBさせていただきました。m(__)m
| 流星☆彡 | 2007/01/18 7:05 AM |
追伸 「父親たちの星条旗」の記事が あるのでしょうか?!
探してみましたら、見つからず。。。^^;
| 流星☆彡 | 2007/01/18 7:12 AM |
■流星☆彡さま
そうなんです。父親達の星条旗は、硫黄島を見て一緒に書こうとおもっていましたが、この2本はまったく別物と思ったら、書きそびれてしまいました。ブログに映画のことを書くのってかなり精力的なパワーいりますよね。
流星☆彡 さんの記事読ませていただきました。いろんな視点から書かれていて、面白かったです。
二宮君が嵐だって、知らないで見たんですよ。実は。若手の俳優さんだって、思ってました。ジャニーズって、賞、辞退するんでしたっけ?キムタク一分もそうですよね。助演ノミネートなんて、アカデミー賞がらみになったら、まさかそれはないですよね〜〜。
| kayamariyon | 2007/01/18 10:05 PM |
イーストウッドは硫黄島からの手紙を日本人の監督にお願いしたかったらしいです。(生きていらしたら黒澤監督だったそうな)今回は彼の眼鏡に適った監督が見つからなかったのでご本人がメガホンを撮るしかなかった様です。今まで観たハリウッドの戦争映画ってアメリカは凄い、アメリカ万歳って感じの映画が多かった気がするので目から鱗って感じでした。ただ、内容はどうでも戦争映画を観た後は必ず「戦争はいかなる理由があっても起こしてはいけない事」だと毎回思うのです。普通に暮らしていた庶民が赤紙がきた途端兵士として借り出される。あの時代覚悟はしていても受け入れたくない人がきっと沢山いたのでしょうね。本当に観ていて辛い映画でした。少し話が脱線しますが、「それでも僕はやってない」という周防監督の映画今日から公開されていますが、主役の俳優(名前は忘れましたが)硫黄島の映画に出ていた人ですよ。憲兵をクビ?になった(犬を殺せなかった彼です)役の人です。ちなみに父親達の星条旗に出ていたアメリカ兵が硫黄島にも出ていたりとあの二部作はなかなか凝ったつくりの映画でありました。
| lauviah | 2007/01/21 12:04 AM |
■ lauviahさま
日本の監督にイーストウッド監督の眼鏡にかなう人がいなかった・・残念です。SAYURIでも、日本が舞台なのに、主演女優がスプルバーグの眼鏡にかなう女優がいなかったと聞きました。
戦争映画は、戦争を知らない世代ばかりになっていく、これからの時代にこそ、本当に必要だと思います。
「それでも〜」は、ぜひみたいと思っている映画です。気をつけてみてみます。貴重な情報ありがとうございました。
| kayamariyon | 2007/01/21 6:51 PM |
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