原発はクリーンで、最も安全なエネルギー。
小学生の頃、わたしも、社会科見学で原発を見学に行った。
島根原発だ。
その時に、資材を運ぶトラックを、近隣の市町村の住民が反対して、
通してもらえなかった話を聞かされた。
たまたま一番反対していた市の小学校からの見学だったので
説明員の口調もかなりヒートアップ。
「こんなに安全なエネルギーは無いと、
帰ったらお家の人に伝えてください」と言われたことを
今でも記憶している。
映画の中でも、そういう学生の見学風景もあった。
コロナ禍の中
この先が全く見えない状況、不安もストレスもある。
でも、3.11でもし、あの2号機が爆発していたら
こんなものじゃなかった。
日本はほんとうにどうなっていただろう?
あの頃、毎日fukushimaのニュースを見ながら
とくに、1号機の後、3号機が爆発して、
足元がぐらつくような不安を感じていた。
でも、あそこまでひどい状況だったとは。
あれを乗り超えた日本、このコロナも乗り切れる!
なんて、勝手な思いで力が沸いてきた。
もちろん、乗り越えたと言うには
まだまだ信じられないほどの課題が山積しているが・・・。
映画は、事実関係をひとつづつ精査して、
ほとんど同じようなセットを作り、
地元住民はもちろん、東電にも話を聞き作られたとのこと。
臨場感と、この危機を呪超えた人々の苦労
自分たちの故郷を、国を守る気持ちが
ひしひしと伝わって来た。
ただ、現場の人間は全部本名なのに、
内閣は役職名だけと言うのは気になった。
あの頃の総理と言えばだれでも知っている、
あそこまで無能で騒ぎ立てるだけだったのだろうか?
あの部分のオーバーリアクションがなければ
満点の映画だったのに残念。