2020.01.22 Wednesday
半地下よりもさらに下の暮らしとは?「パラサイト 半地下の家族」
韓国映画はあまりに重いものが多くてちょっと苦手だけど
ホン・ジュノ監督の作品は、何本か観ている。
母なる証明も、殺人の追憶も、何か観たいと思わせられる。
(今ちょっと気になっているのが「スノーピアザ―」)
韓国の格差社会はマスコミのベタな情報だけど、
下の階層から這い上がるのは至難の業で、
尚且つ、一度仕事にあぶれるとなかなか次の仕事がない。
父親は昔アスリートで
何かのメダルを取ったような人物だが
2人の子供も大学受験に失敗して、確たる収入もない。
たまたま舞い込んだ家庭教師のバイトで
家族全員、数珠つなぎ式に仕事にありつこうと言う
とんでもない計画を立てる。
彼らは決して悪人でない。
上流の家庭を破壊してやろうと言うような
復讐劇でもない。
この写真を映画を観る前にみたときなんで?インディアン?って思ったWW
どんなことがあっても、家族はひとつで、
夫婦仲もいい。
何があっても父親を尊敬している息子には驚くが
これは韓国でも理想とするところだろう?
家族がまんまと入り込んだお屋敷には
もう一つ、住人達の知らない秘密があって・・・
と言うのがオチなんだけど、
なんて言うか、とりあえず飽きさせない。
お決まり?の暴力的なシーンはあっても、
それで気分が悪くなるほどでもないが、
う〜〜ん、、、ラストのあの事件はちょっとなぁ。
韓国社会では、この映画はどうみられているのか?
ここまでの底辺ではないと思う人間のほうが多いとは思うけど
その反面、就職難や経済的な衰退は
明日は我が身的な危機感があるのだろうか?
このお屋敷のセットはなかなか素敵!