2020.01.18 Saturday
ル・マン24「フォードVSフェラーリ」
わたしにとってのル・マンは
若かりし頃の仕事の思い出だ。
勤務していた広告会社はマツダがメインだったので、
ル・マン24は毎年日常のようにやって来た。
ペーペーのわたしが
ル・マン現地に連れて行ってもらうことはなかったが
取材に行くスタッフたちは、とことんクルマ好きで
あの、ル・マンのエグゾースト・ノートを
一晩中聞いていることが
なにより心地よかったそうだ。
なもんで、映画の中のル・マンの風景が懐かしくて、
特にコースは何度もトレスしたこともあって、
思わず身を乗り出してしまった。
(もちろん、トレスは紙にペンで!)
あの、フォードの3台のフィニッシュの逸話は
クルマ好きの同僚から聞いたことがあったが、
裏にそんな話があったことは知らなかった。
やんちゃなドライバーと、
フォード帝国との間を取り持つエンジニアのシェルビー。
フェラーリを打ち負かすために、
とんでもない予算をつぎ込むことができた
栄華の時代のフォード。
映画の題材にはもってこいだけど、
時代はもとより、
レースシーンの再現はほんと大変だったろう。
それにしても、あの時代、
ドライバーって車を作っていたの?
シェルビーはカーデザイナー??
メカニックのことがもっとわかっている人間には
たまらないだろうなぁ〜〜とおもいつつ
クルマの事を全く知らない人間でもかなり楽しめた。